ブログを作ったら管理しなきゃいけない部分が増えちゃうしなぁ…
と消極的だったのですが、ニコニコ動画中にコメ返ししたくなる内容がたくさんコメント投稿いただきました、ありがとうございます。

そのコメントに対して返信をするのに動画を作ったりしたら本編が進まないし、
初見の方には不必要な動画になってしまうと気がついたのでブログを作ることにしました

↓ どの記事にコメントするか迷ったらメモ帳へどうぞ ↓

びわのたねメモ帳☆6月号

2017年8月26日土曜日

3週間で将棋が強くなる本

高浜作蔵先生の「三週間将棋独習指南」

1か月かけずに3週間でというところがいいですねー、
現在の本やブログも「すぐ勝てる」とか「5分で理解」 など
タイトルのつけ方が重要!

明治31年の古い本で著作権切れ公開されています。

原文を読みたい方は → http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/992565


本を開いて最初に書かれていることは
駒の動き方や上手に教わるときの礼儀

今の本と変わらなくて書いてることもわかる、
読むのはもっと難しいかと思っていたので意外でした。

同じ読みで今とは違う漢字が使われたり戸惑うのでここでは
びわのたねが漢字をひらがなに直したり、言い換えたりしています。


練習は駒落ちから始まります


総じて駒落ちはいかほど上手なりといえども
駒組を整頓せざる内に敏捷に落し駒のなき方に付込み
飛車、角の筋道を利かせて隙なく突進する時は
必勝を得る事袋中の鼠を取るに同じ
かくのごとく能く謀略をせよ




この局上手方もっともよく防げり
手段くわしからざれば破り難し 
5七角如何にも、よき手なり角筋能く通れり、
下手▲9五歩のとき△3五歩狡猾なる法なり、▲同角と取らせ
△3三金と上がるは2四の防ぎを含めり、
5三角の逃げ素早し
1筋をにわかに攻めずして▲2四歩は至極妙なり、
始めに寛き(ひろき?ゆるき?)は後に迫るの謂いか
8五歩と取らせ1四歩の突き妙といふべし

敵も(上手)3五歩と防げり
そのとき1八飛とめぐりたる手は大いに良し
2四銀のとき1三金(成香?)引く手は心得なり
また指し方の変化を記し初心者の会得し安からんことを示す。