ブログを作ったら管理しなきゃいけない部分が増えちゃうしなぁ…
と消極的だったのですが、ニコニコ動画中にコメ返ししたくなる内容がたくさんコメント投稿いただきました、ありがとうございます。

そのコメントに対して返信をするのに動画を作ったりしたら本編が進まないし、
初見の方には不必要な動画になってしまうと気がついたのでブログを作ることにしました

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びわのたねメモ帳☆6月号

2018年11月11日日曜日

将棋駒は武運を願う印

白石城近くの武家屋敷を見学



白石の歴史に将棋の駒を見つけた


いつもはとんぼ返りで仙台空港から戻るびわのたねですが、
今回は土曜日が勉強会で、日曜日に対局がなかったのです。
まだ行ったことのなかった白石城や城下町など、
この町の歴史を知る展示を見て一日歩き回りました。



かやぶき屋根の昔の造りのまま、保存されていて、
観光客に公開されている武家屋敷に行ってみました。

建物は残っているけれど、台所のあったあたりは
かまども撤去されたのかなくて、ただの土間でした。

上がるとすぐに囲炉裏を囲んで座れる茶の間、
押し入れと床の間のある中間、納戸などがありました。

家具などは残らなかったのか、殆ど展示されていなくて
すこし殺風景な家だったのですが、茶の間の隅に
台帳を置いてある小さい机がありました。

なんとなしに台帳を開いてみると、中身は各大名の家紋や
旗指物を色付きの絵に描いてあるアルバムでした。

片倉家から始まって色々な家臣たちが家ごとに作って
一族でも分家したのか少しずつ異なるデザインにしたりと、
家紋や旗印などを見ていて飽きないなと思いました。



そこで見つけたのが将棋の駒をデザインした指物でした!
黒塗りの五角形で駒っぽい形のものもありましたが、
この画像のものは駒の種類まで書いてあります。

「竜王」ともう一方は「香車」でしょうか?
それとも表裏の絵で「飛車」と書いてあるのかな。
指物とは鎧の背中に挿したり、従者に持たせたりして空に掲げ、
敵味方にどこの誰かわかるようにした目印です。



戦ったり、出世したりする将棋駒


この台帳にはありませんでしたが、ネットで調べると
家紋にも将棋の駒が図案化されたものがいくつもありますね。

着物販売とお手入れ(悉皆)のお店のページに載っていました。
minagi.p-kit.com

やはり戦うことが仕事の武士の家には武運や出世を願って
将棋の駒を家紋に取り入れることがあったのですね。
竜王とか王将の駒が家紋なんて、とてもかっこいいです。

武家屋敷で見つけた将棋駒の指物の主は日野という家で、
名前まで記録に残っているのがすごいなと思いました。