長い詰将棋も少しずつ分けて考えると解けてくる
最善の場合4手目は△3九玉
たくさん考えすぎて、どれが一番の正解かわからなくなりそう、でも詰将棋の場合、最善で逃げるための玉の応手は1つだけです。
正解の手順
▲4九金 △同と ▲5六角 △3九玉 ▲2八銀 △同玉
▲3八金 △同歩成 ▲4七竜 △3七と ▲3八竜
3手目の▲5六角に△3九玉と桂馬を取って逃げる
桂馬の利きがあるから玉が後ろに逃げられないし、▲2六竜と王手されたときに合駒ができませんでした。
その邪魔な桂馬を王手から逃げながら盤上から消すことができる、
△3九玉は一石二鳥な手です!
それには▲2八銀と王手をします、他の駒では取れない場所だし、
玉は逃げる場所がないので△同玉と取ります。
最後の持ち駒▲3八金と守りの歩があるところに打ちます!
歩で金を取られてしまうなんてもったいなすぎると思うけれど、
詰ませるためには駒を捨てることもあります。
金を取らないで△2九玉と逃げた場合
▲2六竜、△1八玉、▲2八竜で詰みます。
桂馬を無くしたけれど、金の利きで2七、2八に合駒できません。
金を取らないで△1八玉と逃げた場合
次の王手は▲2八金しかないように思うけれど…
そこからの詰ませ方がわからなくて今考えているところです。
あっ!駒を取る王手が出てきました
▲2八金ではなくて、▲4五角です。2七に合駒は利きません。
玉は逃げるしかない
△2九玉、▲4九竜で詰みました。
香車が邪魔になっていて、
角で王手ができることに中々気づきませんでした。
逃げても駄目だったので5手目の▲3八金には△同歩成と取ります。
次回はこの続きを考えます。